ある『モノ』の愚痴。―その3―
オレの役割は本来けたたましく音を出すことじゃねーんだよ。
不機嫌そうな面で頭叩かれたらイラっとくるわ。
しかも1回でも腹立つのに、音出す度にバシバシ殴るし。
しまいにゃ床に投げつけるわ布団の中に隠して音消そうとするわ。
じゃあ始めからオレセットするんじゃねーっての。
オレは殴られるためにいるんじゃねーっての。
まあしかし携帯電話なんて便利なものができちまったからさ。
オレの出番はほとんど無いんだけどな。
寂しいような嬉しいような。
でも殴られるのはやっぱり勘弁だからこの役は降りたいわ。
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