ことのはのめも。

あいぼうと一緒に住むようになって6年くらい経ちます。未だにじゃれあう仲です。

あいぼうと私はとても仲が良いですが、ある一定の領域があります。
それをお互いが超えたときのみ、多少の言い争いになったりします。
でも、踏み越えた瞬間に「あ、超えたなこれは」と一歩引くので、滅多にけんかになりません。

それでももし雰囲気が険悪になったとき、あいぼうからは決して謝ったり擦り寄ったりしません。
妙に頑固な男なのです。
もちろん相手が苛立っているのはわかっているのですが、私はあえてそこを飛び越えて知らないフリをして懐きます。
そんな態度の私を見ると、苛立つのが馬鹿らしくなってくるのかもしれません。

お互いが干渉しないのではなく、干渉してはいけない領域をわきまえてそれを超えない事が、仲良くやっていける秘訣かもしれません。
だから相手の携帯電話が気になるだとか、そういう感覚が我々には全くわかりません。
それはもう夫婦や恋人というより人としてのモラルの問題だと思います。

でも何より、そこまであいぼうが私のやっていることに興味がないということが一番の要因です。
めもるさんは未だに認知してもらっていない気がします。多分。
でもそれでいいのです。