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■ある日突然猫になっていました

◆無事到着。再び地上へ。

あっさり。
誰もいないし。
何事も無く一駅分乗ってくることが出来ました。

改札には駅員さんもいなかったので、何の心配も無く通過できました。
無賃乗車をしてしまったという罪悪感がちょっと残りましたが、今は猫なのだからと心に言い聞かせてあまり気にしないことにしました。

ここからもと来た道へ帰ります。

こええ。
近くで見ると凶器のようだ。
楽ちん。
おお、もうすぐ外ですな。

階段がめんどくさかったのでエスカレーターに乗ってみました。
猫になってもぐうたらな性格は健在だったようです。
近くで見るとちょっと怖かったです。これは挟まれたら痛いだろうなぁ。

人。
人いっぱいだ。
人、人。
踏まれそうで怖い。

地上に出てみると人であふれかえっていました。

よく人ごみの中でも小型犬を散歩させている人を見かけるけど、犬たちは怖くないんだろうか。
いつ踏まれるかわからない恐怖で一杯です。

うわなんだ。
うわなんだこれ。

振り返るとなんだかこわい物体が。こんなのに巻き込まれたら一巻の終わりだ。怖いぞ。


でも良く見るとただのタイヤでした。しかも止まってるし。

見慣れない位置からだと見慣れてるものでも見たこと無いものに見えてしまいます。
こんな人ごみの中を事故に遭わず通り抜けられる自信がありません。

どうしたもんかとしばし考えていましたが、そういえば今は猫なんだ。猫なら狭いとこも通れるんだ!

ということで…

お。
お、ここならいけそう。
楽勝だぜ。
ちょっとつっかえる。けどなんとかなる。

路地裏に入り、建物の隙間を抜けていくことにしました。人間の姿だったら絶対入れない狭さです。
しかし人間だった頃の名残なのか、若干普通の猫よりふくよかだったため、体を壁にこすりつけつつ歩きました。

毛が汚れてしまったけど、まあ気にしない。
あの人ごみの中を歩いていくことを思えばどうってことないです。


ようやく人通りの少ない場所に出ました。そこにまた桜の木がありました。

そうそう、この木は白と桃色の桜が同じ木に咲くという珍しい木だった。

公園で見た桜の木より小ぶりなので、この位置からでも多少は見えます。
でもやっぱりちょっと遠い。よく見えない。

折角きたのに残念だなぁとふと横を見ると…
うーん。
多少色の違いはわかる。

名前もわからない花。
あらかわいらしい。

名前もわからないのですがかわいい花が咲いていました。
主役は桜かもしれないけど、私たちだってがんばってるのよって言ってる気がしました。

うん、十分かわいいですよ。

この目線でないときっとこの花たちには気づかなかったと思います。

◆猫になってみて感じる不安。

雨が降ってきそうだったのでこれで家に帰ることにしました。
猫にしかわからないことをたくさん見れて、猫にしか通れない道も歩けておもしろかったです。

でもちょっと疲れたので、コンビニに寄ってジュースでも買って帰ろうと思ったのですが…

そうだった。
入れないし。

猫は入れてもらえない、という以前にお金を持ってないことに気づきました。

届かない。
「いい。」って言われても届かないし。

あきらめて自動販売機に向かいましたが、お金を持っていたとしても届かないことに気づきました。

ここにきて、私はいつまで猫でいるんだろう、
ご飯とか仕事とかお金とかどうしようと、自販機の前に来たとき急に我に返りました。


翌日、無事人間に戻っていました。

軽やかな体も捨てがたいですが、やっぱり人間でいるのが一番です。

格別。
しょぼんとして帰ってきた時にもらった牛乳。格別だった。


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